歯の抜けた部分にインプラントを植え、インプラントが骨としっかりとついた後に、セラミックの白い歯を固定します。
固定式なので、部分入れ歯のように固定用の針金やピンクのプラスチック部分がありませんので、見た目も自然で、しっかりと噛める快適な使用感が得られます。
部分入れ歯には、おもに次のような短所があります。
- 食べ物を噛む際に、入れ歯が動いて噛みにくい。
- 入れ歯のプラスチック部分が大きく、異物感がある。
- 食べ物の熱さ・冷たさ・味が判りにくくなる。
- 入れ歯を固定する針金が見えるので、見た目が悪い。
- 入れ歯を固定するために針金をかけた歯の負担が大きくなることがある。
以上のような入れ歯の短所に不満がある方、また、隣の健全歯を削ることなく、失った歯の治療を希望される方に、インプラント治療は適しています。
インプラントは、歯科治療に必要不可欠な術式の一つになりつつあります。大学やインプラントメーカーの長年の研究成果により、インプラントを骨の中に固定する術式は確立され、その予後は予知性の高いものとなっています。
上に固定した歯に噛み合わせと調和した機能と形態をもたせ、定期的にメンテナンスを行い、噛み合わせの調整をすることが、インプラントでは特に重要となります。
当院では、インプラント治療を始めて、30年の実績を持ち、その間に多数の方が治療を受けられています。1年ごとのリコール(定期健診)を受けていただき、20年以上のお付き合いになる患者さんが、たくさんいらっしゃいます。インプラント治療を、歯を植えるというだけで終わることなく、その後のケアーをすることによって、長く使っていただくということを常に考えております。